ストレッチは危険!!
ちょっとショッキングなタイトルかも。
小さいときから体育の時間は、ぎゅーっとアキレス腱を伸ばしたり、体をひねったりした準備運動は続けてきた人がほとんどかと。
それに対して、なぜに危険というのかな?という人も多いかと思います。
そもそもこの「危険」を唱えている方も知っておりまして、キネシオテーピングの協会に一時期顔を出していまして、その際教えていただいたお言葉です。
そもそも協会に至る道程については後にするとして、走る→大会に出る→疲れが取れない・早くならない・ケアが大事というあたりに自然に考えていきまして、その中でケアだったりの部分が何か方法ないのかと体のことを調べだしてみたら、キネシオテーピングに行き着いたというわけです。
そもそもストレッチって当たり前でしょ?
そうなんですよ。運動前のストレッチって色々な効用が見込めるっていうのは、どんな人も知っている事実ですね。
- 筋肉がしなやかに動くようにする
- けがの予防
このあたりは、当然!!というもの。
しかーし、僕は経験したわけです。
とあるウルトラの大会で残り3キロくらいのエイドかな。そこで一旦給水したわけです。
そのついでにラスト頑張るで~って余裕しゃくしゃくストレッチしたわけ。
んで、アキレス腱もねってぎゅーーーーーつてしたのです。
そしたら力が突然抜けた感じ「ありゃりゃ」と。
うかつにも残りは歩いたり、トコトコ走り出してはすぐに歩くを繰り返し、しばらくそれを続けながら残り1キロまで。
やばいやばいみたいな状態でなんとかラストは気力を振り絞って走ってゴールという始末。
なんでやーつらかったーとなりつつも、その時は答えが出なかったものです。
で、いろいろとランニングの指南書とかは読んだものの、そんなことはどこにも記載なし。
んーーー。
練習不足かと寝かせたんです。
しばらくたって、体のケアに思い当って、よしなんかないかなと本屋で物色。
もしやテーピングで固めたらいいんかなとか。
調べていたら、固めないテーピングを知ったのですよ。
またまたー。固めずに?みたいな好奇心で、自宅付近でお試しできるところないかなとか、どんなものかなとか自分なりに調べだしたのです。
そしたら力士、スポーツ選手がつけてるんじゃないの。カラフルなテープを。
あれか―!?
そしたら自宅近くであるじゃん。それも初級コース的なものもあるじゃん。
よし「やったる」って通いましたよ。
そんなこんなでテーピングも学びました。
その際に教わったことのひとつが「ストレッチは危険」なのです。
ストレッチ=筋肉を伸ばす
通常の認識は「筋肉を伸ばす」かな。普通に動作を考えたら。
でも、これが危険なんですよ。
筋肉の機能は「縮んで力を生み出す」なのです。
筋肉が仮に伸びているとすれば、それは反対側の筋肉が縮んだのに合わせて「弛緩」しているってこと。
それが通常のストレッチを意識すると「緊張(縮む)しながら伸ばす」的な動きになる気がします。僕だけ?
弛緩するは「脱力」みたいなもので「びよーん」というところかな。
その反対の筋肉が「ぎゅー」です。
それを瞬間瞬間きりかえているわけです。
学校で習ったストレッチって、「ぎゅー」っとしていた筋肉を勢いをつけて「ぎゅーぎゅー」してません?
縮みたい筋肉を「ぎゅー」です。だから危険でしょ。
あー、でも「足がつる(足の痙攣)」は別です。緊急事態だからひとまず「伸ばす」。
筋肉がつりやすいとか、あれは筋肉が誤作動する、別な要因もあるのでそれも後日。
危険の少ないストレッチとは
はい。これは拍子抜けするかもしれませんが、走るなら「超ゆっくり」走る。あるいは「歩き」→「超ゆっくり」→「ゆっくり」くらいの気持ちで10分くらいかけて、本番と同じ動きを続けるという事。
こうすることで、各筋肉の機能にスイッチを入れられるのです。
「急」より「じっくり」これが人の体。
ぎゅっとすると一気に伸びるけれど、反動で「ぎゅっと」縮む。
もしかすると「ぎゅっ」とした後に「ピリピリ」と筋肉にキズが入ってしまうかもしれませんよ。
そうそう。テーピング教えてもらった頃に「いた気持ちいい」は「筋肉が数本ちぎれちゃっているんだよ」って教わりましたよ。
あー怖い。
ちなみにアキレス腱付近がつったとしたら、痛みが治まった時点で、筋肉を縮ませた状態をキープしてジャンプします。
見た目は棒立ちで数センチジャンプを小刻みに数回。
学校の今
今はストレッチ事情も変わってきたらしいです。
学校では、かかとをつけることなく、膝に手をのせて行うもののよう。
アキレス腱を「ぎゅー」っとは一昔前のお話のよう。
この点も、もう少し早く教えてよーという感じですね。
運動は体を温めてからね
ってことで、僕のランニングでは基本ゆっくりのスローペースなんですが、最初は特にゆっくりを意識して、各部分の動きとか、痛みの有無とかを感じるようにしています。
痛みが仮にあっても、ゆっくり走りながらしばらく様子を見ているとどこかに霧散していることも。
これって血のめぐりが関係しているように思います。
だから、運動のスタートは体を温めるが鉄則ですよ。
温めて血管をしなやかに、酸素と栄養を体中に届けていく。
このあたりを意識するってことが、長ーく、らくーに走るヒントになるかなと思います!!!